■東急 5200系 ● 高性能車 ● セミステンレスカー ● 湘南型スタイル 1958年 国内初のステンレスカーとして登場した車両です。 ステンレス鋼は外板のみで、台枠、柱などは普通鋼を用いた、いわゆるセミステンレス構造となっています。 デザインは5000系(初代)をベースに湘南型スタイルの2枚窓、客用ドア、窓配置は同じですが、車体長は500mm短くなっております。 増産は1959年中間M車1両のみで、試作的要素が強いため計4両で生産終了し稀少の車両となりました。 登場当初は東横線で使用され、1964年田園都市線に転属、後に1979年同線の「二子玉川園-大井町」区間が大井町線として分断されてから引退する1986年まで活躍しました。 試作要素が強く、8000系、8500系など20m級の大型車両が主流となったため、わずか28年の短い期間の活躍で東急本線から引退しました。 その間、ヘッドランプ2灯化、行先表示器の設置、Hゴムの黒ゴム化などに改造され、中間に5000系デハ5117を挟んだ異色編成で晩年活躍しました。 引退後は 上田交通へ譲渡。1993年7200系導入により2度目の引退となり5201は東急に返還され2009年「東急車輛産業遺産制度」の第一号に7000系とともに指定され永久保存されることとなりました。 イラストは1984年大井町線時代です。 ■5200系の外観バリエーションはこちらへ ■拡大イラストはこちらへ 更に詳しく知りたい方はこちらへ(wiki)