■SE 3000形 ● 初代特急ロマンスカー ● 展望列車 ● 高性能車 ● 連接車構造 1957年 箱根行き特急列車として登場した3000系は当初SE車(Super Express)と呼ばれ、日本の高速鉄道史において大変貢献した車両です。 登場時国鉄東海道本線函南-沼津間で高速試験運転を実施し145km/hという当時の狭軌世界最高速度を樹立し、国鉄特急こだま号の製造に功績を果たしました。 構造は軽量化を計った張殻構造の低重心構造で正面はカーブの強い流線形。 車内は回転クロスシート、当初冷房はなくファンデリアのみで1963年頃には全車冷房化しました。1968年国鉄御殿場線が電化された際従来の小田急キハ5000、5100に代わりSE車も乗入れが可能になり、8連4本から5連6本に変更されました。同時に上り坂にも対応できるよう歯車の比率も改良し、外観内装ともにNSE3100系並に改造、名称もSSE車(Short SE)に変更されました。 活躍したのは1996年頃までで一編成原型に復元されて保存されています。 イラストは1968年以降の姿です。 更に詳しく知りたい方はこちらへ(wiki)