■南海電鉄 10000系 ● 南海線 ● 特急サザン ● 超多段式バーニア抵抗制御 1985年 から南海電鉄・南海線に登場した特急電車で、1989年まで2両編成10本(計：20両)製造、1992年４連化で中間車8両製造され4両編成7本(計：28両)となっています。 1985年当時旧1000系の特急「四国号」が登場から25年経過したことで遜色と老朽化が目立ち始め、サービス向上のために10000系が投入されました。特急愛称は21世紀に向けて「サザン」(Southern)です。 高野線特急「こうや号」30000系(1983年登場)をベースにし、南海線仕様に製造、貫通構造にし左右窓は屋根近くまでの大型曲面ガラス(パノラミックウィンドウ)となって観光用特急よりもビジネス特急という雰囲気の強いデザインなっています。主要機器の一部は旧1000系から流用され、台車は新製でした。 当初は2両編成でしたが1992年から4両編成となり、先頭車一部を中間車化、または新たに中間車8両製造されました。 外装色は当初オーシャングリーンをベースにダークグリーンの帯で、1992年からメタリックシルバーをベースにブルーとオレンジの帯に変更されました。 2011年以降「サザン」の新型車両12000登場により順次置換えられる予定で、2012年10006Fが引退、またみさき公園(2020年3月31日閉園)施設内にあった「わくわく電車ランド」に10905号のカットボディが展示されていました。 イラストは1985年頃のものです。 ■10000系の外観バリエーションはこちらへ ■拡大イラストはこちらへ 更に詳しく知りたい方はこちらへ(wiki)