■近鉄 21000系 ● 高性能車 ● アーバンライナー ● アーバンライナーplus(2003-) 1988年 新たな特急スタイルの確立とJR東海新幹線に対抗出来る車両として登場しました。愛称はアーバンライナー。 近鉄、近畿車両の共同開発でマーケティング・リサーチを試み、デザイン顧問やプロジェクトチームを立ち上げるなど、画期的なものとなりました。 車内シートのピッチを1050mmにし、照明や壁などのインテリアデザインにも工夫を凝らせて快適な居住空間となっています。 正面デザインは従来の貫通扉を採用せず、曲面ガラスでスピード感のあるノーズが長いシャープな形状となっています。外装色も従来のオレンジではなくクリスタルホワイトをベースにオレンジ帯を施した軽快で爽やかなものです。 全電動車で民鉄初の120km/hで『大阪 - 名古屋』間を2時間切り、東海道新幹線と対抗できる性能を誇っています。 数々の素晴らしい功績により、1988年グッドデザイン賞、日経優秀製品サービス賞、鉄道友の会ブルーリボン賞の3つの賞を受賞しました。 登場して15年程経過した2000年代、多少の見劣りが見られるようになりました。 特にバリアフリー化は急務であったため2003年から2005年までサービス向上のために改善更新が行われ、愛称がアーバンライナーplusと生まれ変わりました。 その間編成の穴埋めとして21020系(アーバンライナーnext)が登場しています。 外装色も若干変更され正面窓周りのオレンジの縁が廃止し、ヘッドライト部分の帯が細くなりました。 イラストは1988年登場時です。 ■外観バリエーションはこちらへ ■拡大イラストはこちらへ 更に詳しく知りたい方はこちらへ(wiki)