■近鉄 10400系 ● 高性能車 ● 特急 ● 旧エースカー ビスタカー登場 により、旧型特急車両との格差をなくすために1961年導入された高性能特急用車両です。 自在に編成が組込まれる特徴からトランプのエースを取って、エースカーと呼ばれ、後に増備車である11400系新エースカー登場により旧エースカーと一般に呼ばれるようになりました。 外装デザインは10100系貫通タイプを踏襲し、助手席窓、貫通扉窓は大型で片目スタイルでした。ただ冷房装置は10000系のシステムを踏襲した床下コンプレッサー、屋根上エバボレーターのセパレート方式だったため天地が高くなり、屋根が深いものとなって、若干10100系と印象が異なります。 1974年から車体更新が始まり、正面窓は11400系と同様の左右対称となり窓が小型化され、大きな特急のヘッドマークを廃し、貫通扉に18200系と同じX型のエンブレムを配置し、左右の窓下に特急マーク、行き先表示板を開設し、外装色はスナックカーに準じたものに変更されました。 冷房機も集中方式を廃し、従来の分散型に変更、1977年からスカートが取付けられました。 製造は4両編成2本の計8両で留まり、1963年登場の11400系新エースカーに受継がれました。 1992年老朽化と22000系登場により引退しました。 イラストは1977年頃です。 ■拡大イラストはこちらへ 更に詳しく知りたい方はこちらへ(wiki)