■国鉄 キハ35系 900番台 ● 一般形気動車 ● 急行形気動車 ● オールステンレスカー 1961年 から1966年にかけて413両製造された近郊・通勤型ディーゼルカーのグループで900番台として1963年に登場しました。 千葉県・房総東線(現：外房線)、房総西線(現：内房線)の塩害対策仕様として、東急車輛がアメリカ・バッド社のライセンス下で製造したオールステンレスカーです。 量産は製造コスト高、バッド社のライセンスにより東急以外での製造が不可、無塗装による国労からの反発など様々なハードルによって実現せず、計10両に留まり早過ぎた車両ともいえます。 当初は無塗装でしたが、房総東線・房総西線では霧が発生しやすい区間のため、遠くから見ても認識し易いよう腰部に赤い帯が施され、最終的には従来の35系と同じく朱色5号(首都圏色)に塗装された姿となりました。 運用は前述通り房総東線(現：外房線)、房総西線(現：内房線)に初めて導入され、後に川越線・八高線にも導入。904号は相模線にも電化される1991年まで使用されました。 引退は1995年。群馬県「横川碓氷峠鉄道文化むら」に川越線使用の901号が静態保存されています。 ■キハ35系の外観バリエーションはこちらへ ■拡大イラストはこちらへ 更に詳しく知りたい方はこちらへ(wiki)